鍼は、世界保健機関 (WHO) も認める補完代替医療です。次世代の医療として徐々に認められて来ています。
現代の鍼
手技療法の問題で、同じツボを使っても術者で効果の優劣があるので、一概に効果の判定ができません。
現在斯界では、鍼を刺すときの痛みが減るように医療用シリコンを塗布してある製品が主流になってきています。
最近問題としてクローズアップされてきたことは、刺しやすいのは抜けやすいことなのです。
鍼は簡単に言うと、人工的なトゲを刺すことで人体が反応を起こして、皮膚内で鍼と組織が押し合いへし合いして効果が出ます。
気の流れを治すのも同じ原理です。
但し、気の流れを重視しすぎるとファンタジーの世界にハマってしまいます。気を付けないといけません。
鍼治療: 知っておくべきこと(英語)
Acupuncture: What You Need To Know | NCCIH
私の経験
鍼の入門者にはシリコン塗布の鍼が痛みが少ないとされていますから良いと思います。
私も、医療用シリコン塗布してある鍼ですとサクサク使えるので、便利で一時期使っていましたが、効果を考えるとノンシリコンの製品がより効果を出せます。
再びノンシリコンを主体に使うようになってきた理由として、シリコン塗布の鍼ですと1番の太さの違いの差が現れない事を体験するようになりました。
言われる欠点として刺すときの痛みがありますが、これは手技の鍛錬、すなわち丁寧な刺針で解決できます。
大きな違いとして、切皮の方法が全く異なることにようやく気づいたのです。
シリコン塗布になれた私の手を戻すには一年近く必要でした。ふぅ~。
ノンシリコンは内出血しやすいと言われますが、内出血するかしないかが体質の判定に使えて、古代の治療家は分かっていたのかなと思いを馳せます。
針柄
鍼の柄である針柄(しんぺい)も金属の方がより効きますが、プラスチックだと患者さんの邪気を受けにくいので、術者の好き嫌いもあります。