結果を出す手技療法のパイオニア

膝に水が溜まった60代男性 独自の鍼灸で水を抜くより早く治りました

来年で70歳になられます。まだまだ現役です。

重量物を運ぶことが多く、季節の変わり目で、商品の交換などで動き過ぎたそうです。

右膝に水が溜まり、びっこ(跛行)で来院されました。

独自の鍼灸を2回行い、膝関節の水(関節水腫)は無くなりました。

水が溜まるのは

膝関節に水が溜まる事自体、関節炎の始まりです。それを繰り返して、変形性関節炎に移行します。

下腿の変形が進まないように、関節炎の進行を遅くすることが1番なのですが、それには関節に水が溜まっても抜かずに自然に無くなるように持って行くことが大切です。

抜かない方が良いですが…

通常患者さんは整形外科を受診され、関節の水を注射で吸引するのですが、この方法を続けると関節内部の破壊が進みます。

関節に水が溜まる理由は、そこに熱があるのでそれを冷やすために水が溜まるのです。

それを強制的に水を抜くと炎症は残ったままなので、内部の関節組織の炎症が進み、結果として痛みが無くなり治っても、関節炎の進行は早くなります。

そうなので消炎痛み止めを処方しますが。

難しいのは、溜まったまま放置も溜まるクセが付くのでよくありません。

水を抜く必要がある場合

ケガで膝を強打した時や、膝が腫れて皮膚がテカテカに光るくらいなるなら、1回か2回抜くことも必要な場合があります。

特にケガで水が溜まった場合は、水に血液が混ざりますから抜いた方が良いです。

当院ではケガではなく自然に腫れた場合は、腫れが強くても抜かずに対応しています。

施術

長年、ベーカー嚢胞(嚢腫)を治すために色々研究をしてて、副産物として発見できました。

鍼灸

これも、近年発見したポイントですが、使用するとあっというまに水が引きます。治療直後には、来院前より水が引く素晴らしい方法です。

痛いポイントなので痛くない鍼を探すのに苦労しました。

柔整

当院でも鍼がどうしてもイヤな患者さんには、手技で関節水腫を引かせるテクニックを使いますが、鍼灸の抗炎症作用にはかないません。倍くらい回数が必要になります。

これからも、体に負担がかからない、より良い施術を開発します。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。