鍼が免疫力を向上させるは、数々の論文で証明されています。一般にはまだ知られていませんが凄い事です。
米国ではオキシコドン(痛み止め)の乱用が問題になり、鍼などの代替医療を見直す傾向になり、過日のNHKでも特集が放送されました。
症例
85歳女性です。整形外科へは骨粗しょう症の治療で通院中です。
主訴は、両膝関節痛、腰痛、左臀部までの坐骨神経痛、左肩関節痛、首こり、肩こり、です。この程度の症状は高齢者あるあるです。
整形外科で診てもらったそうですが、痛み止めの薬だけであまり効果も無く、結局、薬は飲まなく日々過ごされています。
当院で、総合鍼治療を行い、3回で痛みが取れ患者さんは凄く喜ばれました。
こんな症例を診ると、東洋医学って凄いなと毎回実感します。
私も、定期的に自分自身に特殊鍼法を行い、目のコンディションを保っています。鍼をすると色彩も色鮮やかになり、老眼が改善するので良いです。
今朝のこの記事も老眼鏡無しで執筆しています。
論文
鍼=Acupuncture、免疫=Immunity
Acupuncture and Immunity – Google 検索
米・国立生物工学情報センター(NCBI)
米・国立生物工学情報センター(NCBI)は、鍼は下記作用があると言っています。
- 体全体を強化して、風邪のウイルスやインフルエンザと戦うのを助けます
- 最初の兆候や症状がなくなった後の回復時間を短縮します
- 予防保守を提供します
- 体にエネルギーを与えるのに役立ちます
- 睡眠を改善します
- ストレスや心配を軽減します
- 慢性疾患を改善します
- 急性状態を軽減します
がん患者に鍼は有効
Central Minnesota Hospitalでは、がん患者の下記症状のコントロールに鍼を使われています。
- Central Minnesota Health Services | CentraCare
- Acupuncture | Central Minnesota Hospital
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筋肉と関節の痛み
- 頭痛
- 吐き気と嘔吐
- 睡眠困難
- 口渇
- 不安とストレス
- 倦怠感
- 対処の難しさ
既に、がんの随伴症状へは効果があることが証明されています。
自律神経の強い不均衡で癌は発生しますから、当院ではがんへの鍼治療は行っていますのでご相談下さい。
患者さん
痛みが引いても、継続して行うと免疫力が向上するから続けた方が良いですよと言ったのですが、意味合いが理解されなくて継続の治療は中止となりました。
鍼治療は自費ですから、1回の費用が高くなるので仕方無いかもしれませんが、体が調子良いのは何物にも代えがたいはずですから、月に1回くらいは通った方が良いに決まっています。
冥土にお金は持っていけません。
スパッと治る治療効果があると、患者さんは再び痛くなっても直ぐ治る印象を持たれますから、治療を終了される人が多いのも事実で、嬉しいような悲しいような気持ちになります。
こと免疫力に関しては継続治療すると向上します。このあたりの解説が難しいですね。