結果を出す手技療法のパイオニア

不眠症の63歳女性 鍼を主体とした東洋医学的治療で寝られるようになりましたが継続は必要です

以前から具合が悪くなると来院されています。

今回は、コロナ禍で色々な悩みが増えて昨年より寝られなくなってきたそうです。感覚としては3.4時間も寝られないそうです。

精神科を受診し、不眠症治療薬を処方されて服用されています。

症状

後頭部と首周りが、ジャミジャミしてギリギリして気持ち悪いそうです。

不眠症治療薬の服用を続ける内に、気分の起伏がますます激しくなり不安を感じ来院されました。

細かい事も以前より、ますます気になると言われます。

お薬を増やすのが不安だそうです。

治療と感想

東洋医学的の診断では肝虚です。

当院独自の特殊鍼法を、お腹側と背中側と頭皮に行いました。他の治療もします。

初回の夜から寝られるようになりましたが、翌日に勝手にお薬を半分に減らしたので寝入りが悪くなったそうです。

服用量を元に戻したら良くなったそうですが、これからも治療を継続しないと安定した睡眠にはなりません。

術者の注意点は、不眠症の人は座位や立位と臥位で頸椎の状態が真逆になるので、診断を間違える事が多いのです。

患者さん側も勝手にお薬を減らすと治りが悪くなることもあります。漢方薬も証(体質)に合うと凄く効きますので主治医に積極的に聞くと良いです。

心の病は、一足飛びには良くなりません。薄皮を剥ぐように少しずつなので焦りは禁物です。

今まで、心の病の治療は希望者には行っていましたが、これほど病んでいる人が多い現状を見ると、積極的に行うようにしなければと思い直しました。

この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。