村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
心の階段
幽界(地獄・餓鬼・畜生・修羅の世界)四次元
全てが自己本位、自分に不利益をもたらした者には徹底した憎悪をもつ。
原因結果を追究しない。
霊界(人天)五次元
損得五分の考え。
自分はあの人にこれだけのことをしたから、当然それに対する報いがあると考える。
報いがないと気持がスッキリしない。
神界(縁覚声聞)六次元
自分に損害があっても諦めが早い、また利益を得ればよいと考える。
人を批難する前に、自分の欠点を見い出し反省する。人を批難しない。
菩薩界(菩薩・諸天善神)七次元
利害に左右されない。自分のことより他を優先する。
人の喜びを見て自分の喜びとし、人の苦しみを見て自分の心を痛める。人々と自分は一つであることを知る。
如来界(仏の世界即ち神の心を覚れる者)八次元
天地は一つその中にあり、一切のとらわれから解放され、慈悲と愛だけになる。
宇宙界(神と直接対話のできる者・神の意志を人間に伝える使命がある)九次元
釈迦・イエス・モーゼの三人だけである。
正法は、六次元以上の意識です。上記の段階を自分の心と対照してみて下さい。
解説
普段私たちは、物事や人間関係で、慈愛に満ちた菩薩界の思いになったり、こんちくしょーと憎しみや怒りがこみ上げる幽界の思いになったりします。
それは自己本位の物の見方、損得で判断しているからで、八正道の理解が深まるにつれて常に神界の思いになると和尚さんは説かれています。