夏は飛騨地方でも暑くなり皆さん活動的になります。
圧迫骨折の症例が続いたので、女性への警告を兼ねて印象を書きます。
74歳女性
自転車を駐車するとき自転車が倒れ、それにつられて転倒しました。
もんどり打って前方へ転倒しました。すり傷はありませんでしたが、寝返りや起床時の痛みが強く来院されました。
初回は反応がありませんでしたが、2回目に圧迫骨折の徴候を確認しましたので、整形外科へ転医して頂きました。
どこへ行くのも自転車を使う人でしたが、残念な結果です。
70歳女性
自宅入浴中、洗髪してして顔を上げたら腰に激痛を感じました。
マッサージが良いかと思い、マッサージの治療を受けたらよけいに悪化しました。
痛かったり凝ったらとりあえずマッサージへ行かれるのは、田舎あるあるです。
3週間後、どうにもこうにも寝起きが痛くて来院されました。
触診検査の結果、胸椎11.12番の圧迫骨折の疑いを確認して、来院が夜だったので翌日、整形外科へ行くように指示しました。
他
他2名来院され、これも圧迫骨折の疑いです。
今のような超高齢化社会では、女性にはさせられないのかもしれません。
圧迫骨折後の腰痛
これは当院得意の治療分野です。
圧迫骨折後は体のバランスが変わり、脊柱起立筋の負担も増えます。
多裂筋への治療が必要となります。
骨粗しょう症
予防に勝る治療は無くて、閉経前にどれだけ骨量を貯蓄できるかが重要です。
食事でビタミンDの接種は大切ですが、無理ならお医者さんに活性型ビタミンDを処方してもらいましょう。
骨粗しょう症 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版
骨粗鬆症の予防のための食生活 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
骨粗しょう症のお薬
ビスホスホネート製剤が基本ですが、まれに顎骨壊死の副作用もあります。
お薬自体、長期服用しても骨密度の向上は止まるので、服用は5年くらいで中止すべきとの考えもあります。
不安な場合は、処方されている先生に相談されると良いです。