結果を出す手技療法のパイオニア

村上宥快和尚さん説法 「修行は家庭から」

村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。

修行は家庭から

あの世の意識オープンの中で、最も自分の魂修行に役に立つ条件で、親子、兄弟、夫婦、嫁姑、全部そういう条件を仕組んでくるのです。

この世に出てくると忘れてしまい、姑のいうことは頭へ来る、嫁さんのいうことも頭へ来ると言い合っています。

親と子というものが肉体を提供するまでには、よほどの条件で磨かれるのです。勝手に生まれるのではありません。

父親はこういう欠点があります。女の子を嫁にやる時、一番深刻な顔をしているのは親父です。それは前世で恋人であったことがちゃんと含まれているのです。

しかし、魂は親が産むのではありません。あの世の仕組みで、前世では恋人であったとか、自分の女房であったとか、このことが含まれてあの世の計画が成されるのです。

いくら長生きをしても、いつまで経っても、子離れをしない、親離れをしない、そうすると使い物にならなくなります。親子という条件を名乗っても、過保護にすることは使い物にならないようにする方法なのです。

私たちは、それぞれの魂の修行があって、この世に生まれ出てくるのです。そのことについて、親子だ、夫婦だ、嫁姑だという条件が出てくるのですから、子供でも、小さい時から社会に一本立ちできるように育て方をするのです。

成人して、一本立ちできないでノイローゼになり、毎朝五時頃から待ち構えていて、電話を掛けてくる人がいます。「先生、今日は会社へ行ったらよいでしょうか、悪いでしょうか」「ありがとうございます」この反復なのです。

両親が存命の時は財産家ですから、それでも良いのでしょうが、しかし、あの世に還りました。それでも、「どの会社がよいでしょうか」「どこへ勤めた方がよいでしょうか」と、年中聞いてくるのです。

このような人間を作ってしまうのは、箸の上げ下ろしまで親が干渉するからです。これは慈悲でも愛でもありません。盲愛、偏愛です。

私のような極端なものの考え方は、いけないのかもしれませんが、せめて世の中に使い物になる人間の育て方をして下さい。それには子供の時から、自分の身の回りや掃除という身近な仕事を教えるのです。

一本立ちとは働いて家族を養うことです。男なら家族を養うのです。その財産を配分することは女性の役目なのです。

これは神様の声なのです。人間は、神の使命を果たす上においては、自活能力がなければこの世に出てこないのです。ところが現代の人たちは、親の財産を自分の物と思い込み当てにしているのです。

なぜ人の財産を当てにするのでしょうか。結婚式でも恰好の良いことは、親の七光のバックアップでします。これではいけないのです。これから先、親の財産当てにするような意気地無しでは駄目なのです。

それこそ自己確立のできない証拠です。無料で貰ったものくらい高いものはないのです。それに今度はお釣りを引っ付けて返すことになります。

株や博打やギャンブルで儲けた、こんな金は自分の物にならないのです。生きるために使うことができないのです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。