【2015年TED:ビル・ゲイツ 日本語翻訳】もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない 大流行は繰り返します

TED、良質の講演を配信しています。英語でも日本語訳が有り助かります。

2015年、ビル・ゲイツさんが、エボラ出血熱が拡散した後に警告と今後の対策を提案しています。

核爆弾よりウイルスが人類を苦しめると!

今回の新型コロナウイルスは空気感染しないので幸いでした。ただ、接客商売の人は飛沫感染するので対処が大変です。

TED (カンファレンス) – Wikipedia

ビル・ゲイツ: もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない

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ビル・ゲイツ: もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない | TED Talk

2014年、世界はエボラの恐ろしい更なるアウトブレイクを免れる事が出来ました。
何千人もの自らの犠牲を惜しまない医療従事者達の努力により―そして、率直に言えば単にとても幸運だったお陰で。
事態を振り返って、私たちにはもっとやるべきだった事が分かっています。
アウトブレイクのシナリオに沿った計画立案からワクチンの開発、そして医療従事者達のトレーニング―ビル・ゲイツは今こそがあらゆる最善の方法やアイデアを実現する時だと訴えます。
「パニックに陥る必要はありません―でも今、始めなければならないのです。」

引用:The next outbreak? We’re not ready | Bill Gates – YouTube

公演中に出る映画は

まじ怖いデス。空気感染だったら防ぎようがありません。2011年にできた映画とは思えません。

【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|コンテイジョン

翻訳(Tedtalksより引用)

Translated by Eriko Tsukamoto
Eriko Tsukamoto's TED Recommendations

Reviewed by Shoko Takaki
Shoko Takaki's TED Recommendations

00:10
子供の頃 私たちが一番恐れていた災害といえば 核戦争でした 地下室にはこんなバレルがあり その中には缶詰や 水が貯えられていました 核ミサイルが飛んできたら 私たちは地下へ降りて うずくまり バレルの食糧を食べるのです

00:30
いま 最大の世界的危機は こんな姿はしておらず 代わりにそれはこのようなものでしょう もし1千万人以上の人々が 次の数十年で亡くなるような災害があるとすれば それは戦争というよりは むしろ感染性の高い ウイルスが原因の可能性が 大いにあります ミサイルではなく 微生物なのです その理由の一つは これまで 私たちは核の抑制に 巨額の費用をつぎ込みましたが 疫病の抑制システムの創出については 殆ど何もやって来ていない事です よって 私たちは次の疫病の蔓延への 準備が出来ていないのです

01:12
エボラの例を見てみましょう 皆さんきっとエボラについて 新聞で読まれたでしょう とても厳しい危機です 我々がポリオ撲滅の状況を追った時の ケース分析ツールを用いて エボラの状況を追跡しました 観察していて分かったことは システムが不十分で状況に 対処し切れていなかった ということではなく そもそもシステム自体すら 存在しなかった ということでした 事実 非常に明らかな幾つかの ミッシング・ピースは

01:43
急な召集にも応じ出動できる―そして出動するべきだった 疫学者達の一団はいませんでした 疫病の感染拡大 状況を観察し分析する人々です 症例レポートは 紙ベースで送られてきました 報告書が電子化されるまでに とても時間がかかり しかもその内容は間違いだらけでした 招集に応じ出動する 医療従事者のチームもおらず 人々の準備や体制を 整える手立てもありませんでした 国境なき医師団は大変うまく ボランティア達を指揮しましたが それでも私たちは これらの国々へ何千人もの 支援者を送り込むのに 無駄な時間を要したのです 規模の大きな伝染病が起こると 何十万という支援スタッフが必要となります 現地では 治療が適切に行われているかを確認する人員すら一人もおらず 診断方法を見る人も どんなツールが使われるべきか 判断する人もいませんでした スタッフがいれば 例えば生存者の血液を採取し それから作った血清を人々に注射し 免疫を作ってみたりできたでしょう しかしそれは実現されませんでした つまり 見落とされた事が 数多くあったのです これらは 実に グローバルな規模の失敗です WHOには疫病をモニタリングする為の研究費はありますが こうしたことを行うための資金はありません 映画は現実とはかなり異なります この美男美女の疫学者達は 常に出動準備万端で 現場に駆けつけ 救援に成功します でもそれはハリウッドの空想世界です

03:14
予め対策が準備できていないだけで 次の疫病がエボラよりも 劇的に危機をもたらすかも知れません 今年エボラが蔓延した段階を 見てみましょう およそ1万人が亡くなり ほぼ全員が西アフリカの 3カ国の住民でした これ以上に 感染拡大しなかった理由が3つあります 一つ目は ヘルスワーカー達による 英雄的な努力です エボラ患者を発見し 感染が広がるのを防ぎました 2つめはこのウイルスの性質です エボラは空気感染をしません 患者が感染源となるまで悪化した頃には 通常症状が重過ぎてベッドから動けません 3つ目に 感染は都市部に あまり行き着かなかったことです これは単なる運です もし エボラが都市部に感染拡大していたら 症例数はもっとずっと増えていたでしょう

04:10
次はそう運に恵まれないかもしれません ウイルスの中には 感染していても症状が無く そのまま飛行機に乗ったり 市場に行ったりするケースもあります ウイルスの感染源はエボラのような 自然由来の疫病だったり バイオテロでもあり得るのです よって シナリオが劇的に 悪化する理由は色々とあるのです

04:31
この 空気感染によりウイルスが 広がるモデルを見てみましょう 1918年のスペイン風邪の例です このような事になりました 猛烈な勢いで 世界中に瞬く間に蔓延し 3千万人以上の感染者が死亡しました これは危機的な問題です 深刻に捉えなければなりません

04:56
しかし実は 私たちは優れた 対策システムを作ることが出来るのです 私たちには既に活用出来る科学や 技術があるのです 私たちは携帯電話で 公開された情報を得て また逆にこちらから情報を発信出来ます 衛星画像により人々の居場所や 移動する様子を知ることが出来ます 生物学における発展のお陰で 病原体に応じて薬やワクチンを 作る時間が劇的に短縮出来ます 病原体に応じて薬やワクチンを 作る時間が劇的に短縮出来ます 私たちにはツールがありますが これらは世界規模のヘルスシステムの 中に組み込まれなければなりません そして危機に備えた体制づくりが必要です

05:34
その為の レッスンは 繰り返しになりますが 戦争に備える事から学べると思います 兵士たちは常時招集に備えています 対策部隊の規模をスケールアップする為の 人員や資源は潤沢にあります NATOには非常に迅速に 現地へ赴ける機動部隊がいます NATOは頻繁にウォーゲームを行って確認します 人員が十分に訓練されているか? 燃料や物流の状況が理解出来ているか? 無線周波数の設定は? そうして人員は常に完璧に 出動可能な状態なのです こうしたことが 疫病への対策にも必要なのです

06:05
では主なキー・ピースは何でしょう? 第一に 貧しい国々にしっかりとした 病院・健康保証システムがある事 母親が安全に出産できて 子どもたちが必要なワクチンを 全て受けられるような仕組みです アウトブレイクの初期の兆候も そこで把握出来ます 次に 医療従事者達の 待機部隊が必要です 医療に携わるよう訓練され 経験のある いつでも招集に応じられる 専門知識のある人々です そして 彼らを軍隊と連携させます 軍隊の機動力を利用し 物流を確保し 感染地の隔離等を 素早く行えるようにです 戦争ではなく 細菌の 拡大シミュレーションをして 対策の為に欠けている要素をあぶり出すのです 前回アメリカで細菌シミュレーションが 行われた際は 2001年でしたが 良い結果ではありませんでした 細菌との戦いは 今のところ人類の負けです 最後に ワクチンや診断の分野での 研究開発がもっと必要です 例えばアデノウイルス系ワクチンのように 非常に速く効く 目覚ましいブレークスルーもあります

07:13
これに必要な 正確な予算はわかりませんが 予期され得る被害に比べれば 大したことのない額だと確信しています 世界銀行は 世界規模での インフルエンザ大流行が起これば 世界の総資産が360兆円以上の 打撃を受けると推定しています 加えて 何百万人という死者が見込まれます こうした投資は 単に疫病への準備が出来る という事以上の大きな利益を生みます プライマリケア 研究開発 これらは世界的に 健康における公平性を向上させ 世界をより 公正で 安全な場所にすることでしょう

07:48
ですから 私はこれが 喫緊の課題だと考えます パニックに陥る必要はありません スパゲッティの缶詰を買いだめしたり 地下室へ逃げ込む必要はありません でも 時間は味方をしてはくれません 今すぐに 取り組み始めなければ

08:01
実際 エボラの蔓延から得る 何か一つ良い教訓があるとすれば 私たちが準備を始める為の 警鐘となったということでしょう 今始めれば 次の疫病への対策は間に合います

08:19
ありがとうございました

08:21
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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。