結果を出す手技療法のパイオニア

変形性膝関節症の60代女性、治療で著明な効果が出ましたが安静を保てず転医となりました

まだまだ現役で働かれています。

物理療法、手技治療には限界がある症例です。

来院までの状態

数年前に膝に水が溜まり整形外科を受診しました。

消炎処置の後に、定期にヒアルロン酸の注射を受けられていましたが、ある回の時に変な腫れが出で、怖くなり以後中止されています。

初検の状態

変形性膝関節症です。O脚もあります。

足が細いです。筋肉が無いタイプです。長年に渡りタンパク質の摂取を怠った結果です。

患者さんも自覚しています。

軽度の膝関節の水腫(水が溜まる)のを放置していたので50ccくらいあります。

治療

解剖運動学矯正法、リアライン矯正、高濃度人工水素水浴を行います。

治療中に腫れは30%くらい減少し、翌日に腫れは半減し痛みも50%くらいになりました。

数日治療を続けて関節の水は90%は消退しました。

しかし休み明けに、初検と同じように腫れました。やはり仕事の負担が強いようです。

患者さんに説明し転医をお勧めすることとなりました。

今後

消炎鎮痛等処置で痛みは減弱するでしょうが、近い将来に人工膝関節手術の適応になると思います。

患者さんの生活設計に次第ですが、早期退職するか休職しての手術がよろしいかと進言させて頂きました。

膝関節は消耗品なので大切に使っていましょう。

後日

関節水腫もほぼ消失し、再来院されました。まだ10%前後は残っています。

今後は、伸びきらない膝関節の治療を行います。

ここで、筋トレが大事だ!と言ってやると関節を壊しますから気をつけて下さい。

この記事を書いた人

アバター画像

村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。