結果を出す手技療法のパイオニア

80歳男性・膝関節内側側副靱帯(MCL)損傷に素晴らしい効果を出した高濃度水素水下肢浴

この患者さんの症状はⅠ度で軽いですが、高齢のため長引くことが多いです。

Ⅰ度でも通常は2〜4週間かかります。

膝内側側副靭帯損傷の分類

内側側副靭帯損傷は、その程度によりⅠ~Ⅲ度に分類されています。

Ⅰ度は、小範囲の線維の損傷で、膝の不安定性を認めないものです。
Ⅱ度は、軽・中等度の膝の不安定性を認めますが、靭帯は完全断裂には至っていないものです。
Ⅲ度は、靭帯組織が完全に断裂したものです。

Ⅱ度までは良く診ます

初見が肝心です。

高齢者で、あきらかな靱帯損傷が認められる場合は、レントゲンの他にMRIやCTの検査で関節の中の状態の観察が必ず必要です。

靱帯の損傷が激しく、膝関節の動揺(グラグラする)がひどい場合はニーブレース(膝固定具)が必要になります。

この場合は整形外科へ転医が必要です。

この患者さんへの治療は

鎮痛目的の電気治療

下腿のアライメントの矯正

高濃度水素水浴

腫脹に良く効いた高濃度水素水下肢浴

膝窩や膝内側面に腫れを認めましたが、1回の治療でほとんど消失しました。

この年齢になると、治療で効果が出ましたが、本人さんの体力が有ったからこそです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。