欧州会計検査院の新たな報告書によると、EUにおける医薬品不足は近年、記録的な水準に達していることが明らかになりました。
‘A persistent issue’: Which medicines are in short supply in the European Union? | Euronews
2022年から2024年10月の間に、136種類の重要な医薬品が供給不足に陥り、2023年には48種類、2024年には46種類が深刻な不足に陥りました。
EU加盟27カ国のうち少なくとも21カ国が影響を受け、ベルギー、スペイン、フランスが最も深刻な問題を報告しています。不足している医薬品には、一般的な抗生物質であるアモキシシリンや、眼疾患の治療薬として使用されるベルテポルフィン(ビスダイン)などが含まれています。
不足の原因としては、需要の増加、生産の遅延、製造能力の限界、エネルギーコストの上昇などが挙げられます。EUの生産コストはアジアよりも20~40%高いと推定されており、原材料や前駆物質をアジアの供給業者に大きく依存しています。
この状況は、患者と各国の医療制度に重大な影響を及ぼします。報告規則や備蓄要件は国によって異なるため、EUレベルで不足状況を比較したり、解決策を調整したりすることが困難です。
全世界、大変な時代です。
映画コンテイジョン (Contagion, 2011)の様なことが本当に起きて、薬の取り合いになるかもしれません。
実際、COVID-19の時、ワクチンを順番に並ばずに、どこかの首長や社長がズルして先に打ちましたよね。
引用:English news and easy articles for students of English https://www.newsinlevels.com/
この記事を書いた人

村坂 克之
小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
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