44年の臨床実績 結果を出す手技治療

肩甲骨関節窩骨折 手が上げられず夜も眠れなかった70代女性

ある70代の女性のお話です。

転倒してから8ヵ月後に、当院へ来院されました。

最初は「捻挫かな」と思い、そのまま様子を見ていたそうですが、1ヵ月経っても痛みが引かず、整形外科を受診されました。

検査の結果は「肩甲骨関節窩骨折(けんこうこつ かんせつか こっせつ)」でした。

肩甲骨関節窩骨折 解説 – Google 検索

固定や痛み止めの処方を受け、経過は順調との説明を受けたそうですが、夜間痛は改善せず、手も上がらないまま…。注射も数回試しましたが、状況は変わりませんでした。

その後、接骨院や鍼灸院をいくつも回られたそうです。

そんな中、当院の評判を知人から聞き、受傷から8ヵ月後に来院されました。

当院での施術経過

初回の鍼灸治療後、なんとすぐに手が上がるようになり、エプロンのひもを結べるまでに改善しました。

2回目の施術ではさらにスムーズに動くようになり、ご本人も大変驚かれていました。

ただ、脊椎と骨盤のバランスを考えて矯正を行ったところ、以前経験のあった耳石の影響でめまいが出たため、矯正は中止しました。

その後は 鍼灸と刺絡(しらく) を交互に行い、合計9回の施術で痛みも可動域も回復し、日常生活に支障がなくなりました。

今回のポイント

この方は「肩の腱板の動き」が大きな問題でした。鍼灸治療で腱板の働きを改善させたことで、腕の動きがスムーズになったのです。

肩は日常生活で使わない日はありません。

洋服を着る、物を持つ、髪をとかすなど、何をするにも肩が関わっています。だからこそ、動かすたびに痛みがあると、とてもつらいものです。

肩の痛みや夜間痛でお困りの方、もしかしたら「骨折後の後遺症」や「腱板の動きの問題」が隠れているかもしれません。


ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。