間中喜雄先生(外科医、鍼灸師)が、火傷への治療でヒントを得て、旭物療器研究所で製品化されました。
間中喜雄先生
間中喜雄先生御略歴 – 一般財団法人 東方医療振興財団 日本東方医学会
間中喜雄(まなか よしお、1911 年4月23日~1989 年11月20日)は、日本の外科医かつ鍼灸師で、京都帝大医学部卒業後、小田原の医業を継承しました。
1950~60年代に東洋鍼灸専門学校校長や北里大学東洋医学総合研究所客員部長として活躍。
1969年には日本初の鍼麻酔手術成功。
1975年には「鍼灸トポロジー医学会」を創設し、学長を務めました。
日本医師会最高優功賞を受賞し、経絡治療の理論と実践を体系化して東洋医学界に大きな影響を与えました。
火傷の治療体験
家人が猛暑の中、フライパンに触り腕内側を火傷をして、いつものバンドエイドキズパワーパッドを貼ったのですが、翌日になってもジンジンと痛みが取れないと言います。
剥がしてみると、70㎜×5㎜の火傷で、中央部分が少しジュクジュクしています。
イオンパンピングコードを使ってどうなるか実験してみました。
患部をアルミホイルで包み、ひびき7号で通電しイオンパンピングコードをつなぎ30分放置します。終了後、痛みは半減しました。翌日には赤味とジュクジュクが半分になり、通常より早く治りました。
本当でした。いやはや凄いです。
説明書より
間中は、古典にいう“気の運行”にイオンが、関係があるのではないかという考えで、2本の針を、金属で結び、殊にゲルマニウムを途中に揷入してイオンを一方的に流す実験を行った。
これが疼痛とたいへん関係があることは、熱傷の患者に応用してよく判る。やけどの傷は大変いたい。殊に広いやけどは、耐えがたい痛みを伴うものである。
この時、その熱傷面をアルミ箔でおおい(スズ箔ならなおよい)それから陽イオンを、遠隔部の例えば手から足、足から手に流すようにこのコードを結ぶ。
流す部分に針をうち,そこにこのコードの赤いクリップをつけ、アルミ箔には黒いクリップをつけるとよい。陽イオンはやけどの部分から流出する。約10分これをやると疼痛はほとんどとれ、30分放っておくとその夜よくきくとそれ以来、治るまでほとんど痛みがなくなる。」
間中博士はこのように、実験説明されています。