結果を出す手技療法

半年前に膝を痛めて水が引かない50代女性

昨年の夏にケガをされ、整形外科を受診されました。診断はレントゲンで「半月板損傷」とのことでした。

その後、真面目に痛み止めを服用し、ヒアルロン酸の注射にも定期的に通われていました。しかし、症状の改善が見られず、しびれを切らして当院に来院されました。

半年経過しても、膝の水(関節水腫)は引かず、歩く姿も跛行(びっこ)の状態でした。

「もっと早く来られれば良かったのに…」毎回、そう思います。

治療

徒手検査を行ったところ、「内側側副靱帯の損傷」が確認されました。しかし、半月板損傷のサインは見られませんでした。

問診では、「体の冷えがひどく、夏でも冷えてしまう」「使い捨てカイロを使いすぎて、年中低温やけどをしてしまう」という訴えがありました。

体の冷えがある場合、漢方や鍼灸治療が最も効果を発揮しますが、費用を抑えつつ効果を出すために、まず高周波温熱を行いました。

また、膝の水(関節水腫)に対しては、マイクロカレント通電で速やかに減少させました。さらに、歩行改善のために足首サポーターを装着していただきました。

数回の施術を行ったところ、体の冷えが改善し、膝に水が溜まらなくなりました。

雪かきを一度行った際に痛みが強くなったそうですが、すぐに収まったとのことです。

体質改善には鍼治療が必要になります。

冷え対策として当院特製の「もぐさ湿布」を行っていただくことにしました。

50代の方でも、半年間しっかり通院すれば、長年の冷え体質から抜け出すことが可能です。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。