結果を出す手技療法のパイオニア

坐骨神経痛の足のしびれは経筋療法で消失します もう少しの研究でリリカやタリージェが不要になるかも

現在、まだデータは少ないですが、実施した患者さんの症状は完治、消失しています。

何十年もあきらめなく研究してきて本当に良かったです。

漢方鍼灸の弱点

古典を読む時に性々して陥るワナは、古典の記載が全く正しいものであると信じ込む事である。引用:経別経筋奇経療法/入江正著

私は経絡治療の成功体験が無いので、私は西洋医学的のデルマトーム図に基づき鍼灸も行い、脊椎の関節矯正を行ってきました。

今回、ようやく古典を信用できる症例が出てきました。

脈診は存在しますが、いまだに信用していません。江部経方の脈診は信用できます。

IP(イオンパンピング)コードも効果を再確認していますが、下手なので患部への阿是穴治療にはまだ及びません。

足のしびれは取れきれない

患者さんは、3年選手、5年選手、10年選手、20年選手、30年選手とたくさん居てて、皆さんしびれの症状が取れきれません。

原因は、腰の病気です。腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、腰部脊柱管狭窄症などです。

当院へ来られる患者さんは、薬でも痛みが取れない、薬を飲みたくない、手術をしたいない患者さんです。

足のしびれはある程度は改善するのですが、完治やほどんど感じない迄はたどり着くはありません。

みなさん、あきらめています。私もあきらめていました。

しびれのお薬

リリカ(一般名:プレガバリン)や、タリージェ(一般名:ミロガバリン)はてんかんのお薬の転用です。世界各国で神経障害性疼痛に対する有効性が認められ使えるようになったものです。

帯状疱疹後神経痛には抜群の効果を発揮します。

日本では拡大解釈され、神経痛にはリリカとなってしまいました。

坐骨神経痛には無効と言われる著明な整形外科医もおられます。

良識ある医師は、リリカを1日150㎎投与して変化がなければ中止すると言われています。片や300㎎まで増量する医師もおられます。

1日1回25㎎の処方などは意味が無いと思われますが、お守りのように処方されています。

当初は画期的と言われましたが、色々問題が出ているようです。心配な患者さんは主治医か薬局に聞くと良いです。

どちらにせよ、副作用がてんこ盛りなので、できれば飲みたくないのが患者としての心情です。

経筋療法

痛みは鍼灸や矯正法マニピュレーションで取れますが、しびれに関しては軽くはなりますが取れることはありません。

昔勉強した経筋療法を再度考えてみることにしました。

不幸中の幸いか、私自身が、腰椎3/4、4/5番のヘルニア、腰椎4番のすべり症で坐骨神経痛が年中あります。

自分自身を実験台にして、色々なポイントへ試してみました。

ある方法を使いましたから劇的に改善しました。古代の人もこんなんで技術を発展させたのでしょう。

目から鱗が落ちる思いでした。

瞑眩(めんげん)反応で、坐骨神経痛が消失したら、反対側の足首が腫れて、次には神経痛側の股関節が痛くなりました。人体の反応は面白いです。

多分、知らず知らずかばって生活をしていたのでしょう。

後、患者さんへ提供したら、全員が次回の施術時に、神経痛の症状の話が出なくなりました。

あれっと思い聞きましたら、しびれはほぼ気にならなくなったそうです。

今後、症例を増やして確固たる技術にしたいと思っています。

いや、古代人も中々やりますが、入江正先生が言われていたように、漢の時代に、10人に1人くらいしか生き残れなかったので、伝承が廃れたのは本当なのでしょう。

現代人が改めて実施検証するべきなのでしょう。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。