72歳男性です。退職され、日頃は畑仕事に精を出している人です。色々な作物に挑戦され、現在では専業並に上手になられています。
作業でどうしても立ち座りが多く、膝が痛くてたまらないと来院されました。
膝全体の腫れを認めます。水は溜まっていません。膝の内側に痛みを感じられます。
変形性の膝関節症の初期段階です。膝関節内側裂隙に痛みが有ります。
大腿骨側や脛骨側に痛みが出ますが、この場所は痛みの好発部位で、関節軟骨と関節骨の境界になります。
ここから膝の変形が始まります。
治療
軽い症状なので、加圧リハビリ®と長田式無血刺絡療法で対応します。
7回の通院で痛みは取れ、卒業となりました。
これらの治療の凄いのは、一旦治ると、再び痛みが出ることが少ない点です。患者さんに取っては本当にありがたいことです。
痛みが取れる仕組みは、まず血管の柔軟性が加圧リハビリ®で回復し、患部の発痛物質が除去されます。それと同時に筋反射力が向上するので立ち座りが楽になります。
交感神経の異常緊張が痛みの原因と判明していますから、長田式無血刺絡療法で修復します。
治療する側も、繰り返しの痛みは脳が記憶して段々治らなくなりますので、痛みの連鎖をスパッと断ち切れるの素晴らしい事です。
KAATSU®機器で発生させる四肢の充血(blood pooling)は、一酸化窒素(NO)、ヒト成長ホルモン、インスリン成長因子-1(IGF-1)、ベータエンドルフィン(内因性オピオイド)の分泌など、いくつかの自然に発生する生化学反応を促進します/これらはすべて、血液供給の増加、組織損傷の防止、体組成と筋肉成長の調節において異なる役割を果たし、骨や組織を成長させ、痛みを抑えます/出典:米国CNNヘルス Why kaatsu, a fitness trend spotted at the Games, isn’t just for Olympians – CNN