結果を出す手技療法のパイオニア

2ヶ月間頭痛が取れない70代女性 頸椎胸椎への治療で改善しました

75歳女性です。

以前から調子が悪くなると来院されています。現在は骨粗しょう症の治療を整形外科で行われています。

2ヶ月間頭痛が取れないそうです。深刻な顔をされています。

マッサージも数回受けられたそうですが改善しないそうです。

背骨の変形が原因

以前、胸椎11.12番の圧迫骨折をされていて、そこからジワジワと腰が曲がってきています。

内科を受診する度に先生が、曲がってきましたねと言うので、ショックを受けられています。

腰の曲がりをカバーするために首を持ち上げるので、頸椎の前弯が強くなります。

その結果、大後頭神経に影響して頭痛が発症したのが原因です。

治療

脊椎への矯正法マニピュレーションは骨粗しょう症の患者さんへは行うことはダメ禁忌です。

よって、鍼灸治療を行います。

椎間関節への刺鍼を行い、マイクロカレント微弱電気通電を行います。

患者さんは、鍼が初めてでしたが、すやすや眠り始めました。

治療後、あれっ楽になったと言われましたが、じっかり良くなるには数回の治療が必要になります。

頸椎は自律神経と直結

頸椎は自律神経との関連があり、その治療で感受性も改善しますから痛みも感じにくくなりますので、本当に良いことずくめです。

やはり首は大切な場所です。

背骨は骨盤からですが

姿勢を安定されるには骨盤、仙腸関節の安定性を向上させる必要になります。

骨盤がズレているとかはナンセンスなので信じないようにして下さい。

患者さんは、圧迫骨折が原因で背中が曲がってきています。物理療法で進行を遅らせるには加圧リハビリ®しかありません。

後期高齢者になれば、あっちを立てればこっちが立たずの状態になるので、なんでも早目の治療が良いです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。