結果を出す手技療法のパイオニア

整形外科医も痛み止めの常用は良くないと言ってくれるようになってきました

整形外科では痛みに対しては、痛み止め、NSAIDsエヌセイズ(非ステロイド性抗炎症薬)を処方するのが標準治療となっています。

これらを常用すると腎臓や肝臓への負担が増えるのは周知の事実で、漫然と服用するのは良くないとされています。

痛み止めをありがたく毎日飲んでいる高齢者もいるのも事実なので困ったものですが、患者さんが痛い辛いと言われれば処方せざるを得ないのが実情のようです。

薬の臓器への負担

ボルタレン、ロキソニン、セレコックス、ハイペンなどは腎臓で代謝されます。カロナールは肝臓で代謝されます。

高齢になるほど、お薬の代謝は遅れ体内に貯留する傾向になりますから、負担が増えるのは事実です。

これらの薬を使用するということは、このPG(プロスタグランジン)の作用を抑えるということなので、腎機能の低下と水分貯留が起こります。

PG(プロスタグランジン)は血管拡張作用があるので、痛み止めを飲むと体が冷えるのは本当なのです。

プロスタグランジン – 薬学用語解説 – 日本薬学会

詳しくは、当院の特徴の中の「痛み止めの実情」をお読み下さい。

当院の特徴 – 小又接骨院 村坂克之

腎臓専門医はNSAIDsの処方を中止すれば腎機能は直ちに回復すると言われていますが、内臓は相当悪くならないと検査で異常値が検出できませんから難しい問題でもあります。

本来はリハビリや私たちの東洋医学の治療へスイッチするが理想ですが未だに実現していません。

リハビリも可動域の改善ばかりを目標にしていますから、的外れな事ばかり行っています。

患者さん

患者さんは、当院で鍼灸治療で腰椎椎間板ヘルニアの治療を行っています。

お薬は整形外科で処方されていて、今回の診察で初めて「XXさん、ロキソニンは腎臓への負担があるからずっと飲むのは止めて下さい」と言われたそうです。

以前、トラムセット(トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン)を飲んでいましたが、副作用で便秘になりロキソニンのみにされていました。

結局、トラムセットが腎臓への負担が無いので、次回からはその処方になるそうです。

痛みのコントロール

高齢者になるほど痛みのコントロール、治療は難しくなるのは仕方ありません。

よくあるのは、最初は痛み止めが良く効いたけど最近は効かなくなったです。

これは、患部の炎症ではなく他の原因の痛みなのです。殆どが交感神経の異常緊張なのですが、それを解消する方法が見つかりませんでした。

チクチク療法を用いると、交感神経由来の痛みが減少するので、当院では常用しています。

NSAIDsエヌセイズ(非ステロイド性抗炎症薬)は捻挫やケガには大変有効なので、使いようです。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。