新型コロナウイルス感染症のデルタ株やオミクロン株に対しては不織布マスク以外は効果が無いと考えた方が賢明です。人との距離を保てない場面や室内では必ず使用して下さい。
不織布マスクがウイルスの拡散や吸入をより防ぐことが発表されてました。
国立大学の豊橋技術科学大学のスーパーコンピューター富岳を使ったデータです。
マスクの価格もようやく落ち着いてきてありがたいです。
データを拝見すると、息を吐く場合不織布と布に大差はありませんが、吸う場合は不織布が良いようです。
スポーツ時は呼吸のしやすいウレタンで、近接して他人と接する場合は不織布の方が良いと思います。
不織布(ふしょくふ)マスク
基本三層構造になっています。
目の細かさと静電気でウイルスなどを付着させ人体への侵入を防ぎます。
吸入時のウイルス侵入の低さが、呼吸のしづらさと引き換えになります。
医療用N95規格のマスクは常用は無理なほど呼吸はしづらいです。
洗濯で性能が低下します
入手困難な時は洗濯して使いましたが、本来、静電気のウイルス集塵作用が低下するので好ましくありません。
毎日使い捨てです。人で混雑した場所(スーパーなど)へ行った後も捨てて新しいのに交換して下さい。
布マスク
布マスクがこれほどまでに普及したのは、2020年初頭に不織布マスクが全く手に入らない事態になったので、代用品として普及したのです。
図解にあるように吐き出しによる差はほとんどありませんが、吸い込みの差が歴然としております。
この結果を踏まえますと、会話などをする場合は、できるだけ不織布マスクをつけて頂きたいと思います。
布マスクでは、万が一相手が感染していたら吸い込み量が増えてしまいます。
ウレタンマスク
ウレタンについては、屋外の作業など人との距離が離れている場合でしたらいいと思いますが、接近した状況や会話をする状況ではあまり役に立たないということが明らかになっています。
ただし未装着よりは軽減するので意味のあることです。
付けない人の理由
マスクをつけて頭痛がする、めまいがして倒れたなど報告もありますが、マスクをつけることによる呼吸量の減少からくる症状であります。
このような症状は、マスクをつけた場合の呼吸を大きくすることによって防ぐことが可能です。
いまだにスーパーなどでマスクを着けない方がいますが、できるだけそういうことはやめて頂きたいと思います。
低学年の子供
お子さんの場合は活動量が多いので、ウレタンや布マスクでも仕方ない状況も多いと思います。
人混みなどでは親御さんがマスクを付け替えさせる場面も出るかもしれません。
まだまだ続くコロナ禍
コロナ禍が落ち着くまで3年ぐらいかかると言われてますので、感染の拡大を防ぐためにも不織布マスクにして頂きたいと思います。
また期待されているワクチンも、万能ではなく重症化を防ぐのが目標になっているのを忘れないで下さい。