加圧トレーニング・加圧リハビリ・加圧サイクル・KAATSUは登録商標®です。
プージャ・ブネル(Puja Bunel)さんの80歳のお父さんがKAATSU®bandsを用いたリハビリで奇跡的に回復しました。
Director of Strategic Relations for KAATSU®のクレア・アルマン(Claire Alman)氏のエキサイティングなインタビューです。感動します。
右側がクレア・アルマン(Claire Alman)氏、プージャ・ブネル(Puja Bunel)さんです。
以下、日本語で要約して紹介します。
背景と病歴の詳細
父親の健康問題の経緯
- 80歳の父親が過去4年間で複数の手術を受けていた
- 約3年前に脛骨を骨折
- 骨に感染症が発生し、医師は一部の骨を切除して再接合する必要があった
- 脛骨の再接合手術により、脚が内側に曲がってしまった
- この変形により歩行困難となり、さらに痛みが増加
- その後、脚を矯正するための追加手術を受けた
- 同じ脚には膝関節置換術(knee replacement)を受けていたが、それも再手術が必要になった
- 再手術後も問題は続き、脚から常に膿が排出され、絶え間ない痛み(constant pain)に3年間苦しんでいた
- 脚に丸い傷が腫れ上がり、そこから膿が出続ける(constant pus discharge)という状態だった
医療的な選択肢と見通し
相談のきっかけ
- プージャ(Puja)さんは以前シンガポールに住んでいた経験があった
- インドでの継続的な治療にもかかわらず父親の状態が改善しなかった
- 新たな医学的見解を得るため、シンガポールの医療専門家に相談することを決めた
相談の方法
- プージャ(Puja)さんはシンガポールにいる理学療法士(Physio=physiotherapist)の友人に連絡した
- その友人を通じて、父親のX線画像をシンガポールの一流の整形外科医(leading orthopedic doctors in Singapore)に送付した
- 直接の渡航ではなく、遠隔での医療相談(日本で言うセカンドオピニオン)という形をとった
シンガポールの医師からの見解
シンガポールの整形外科医は検討の結果、3つの選択肢を提示した:
- 余生にわたって低用量抗生物質を継続服用する
- 脚全体を再手術して内部を洗浄し、問題を特定して対処する
- 脚の切断手術
シンガポールへの移送の検討
- プージャ(Puja)さんは当初、父親をシンガポールに移送して治療を受けさせることを検討していた
- インドでの治療に限界を感じ、シンガポールの高度な医療を期待していた
- しかし医師からは「この手術は非常に複雑なため、ここに連れてこないほうがよい」と助言された
- この助言により、シンガポールへの移送計画は断念された
最終決断
- 最終的に彼らは選択肢2(脚の再手術と洗浄)を選択した
- インドの医師からも同様のアドバイス(または切断の提案)があった
- 特に感染が心臓や脳に広がる可能性があるという懸念から、迅速な対応が必要だった(敗血症?)
この経験は、国際的な医療相談の取り組みを示しており、プージャ(Puja)さんが父親のために最善の医療オプションを求めていたことがわかります。
シンガポールの医師への相談は、インドでの治療に限界を感じた後の重要な第二の意見として機能し、最終的な治療方針の決定に影響を与えました。
KAATSU®bandsの導入とその効果
導入の経緯
- プージャPujaは父親の回復のためにインターネットで調査し、血流制限(Blood Flow Restriction)について学び、KAATSU®を発見、
- 2023年12月15日にインドに到着し、KAATSU®bandsを持参
- 父親は当時カテーテルを使用しており、食事の調整によって5日後にカテーテルを外せるようになった
- その後、KAATSU®bandsの使用を開始
村坂注)KAATSU®はBFR市場のパイオニアでで唯一NASAの研究に採用されています。
使用開始後の変化
- 即時的な変化(5分以内):
- 会話が活発になり、よく話すようになった
- プージャ(Puja)さんの母親にも同様の効果が見られた
- 2〜2.5週間後の変化:
- ベッドから起き上がれるようになった
- 歩行器で歩けるようになった
- 筋肉の成長が見られ始めた
- 気分の改善
- 記憶力の向上(50年前の出来事を思い出して話すようになった)
- その後の進展:
- 最初は自重のみでの簡単な運動(上腕二頭筋のカール、肩のプレス)から始めた
- 2週間後には1キロの重りを持ち上げられるようになった
- 歩行器から杖に移行(「歩行器を使うと老けて見える」と言うほど自信を取り戻した)
- 固定式自転車に座れるようになった
現在の状況と継続的な取り組み
現在の使用状況
- 毎日2回、KAATSU®bandsを使用している
- 栄養面の改善にも取り組んでいる(父親にとっては困難だが進行中)
- KAATSU®bandsの使用に対して高いモチベーションを維持(生活の質の向上を実感しているため)
総合的なアプローチ
- プージャ(Puja)さんは、回復には以下の要素をすべて組み合わせることが重要だと強調:
- KAATSU® bandの使用
- 適切な栄養摂取
- 可能な範囲での運動
- 健全な心構え
より広い視点での考察
高齢者の健康管理への示唆
- 人間の体についてまだ知らないことが多いという気づき
- KAATSU®の効果は、特に移動性や体力が限られている高齢者に顕著
- ベッドに座っているだけの状態から始めて、少しずつ運動を増やしていくアプローチの有効性
- 平均寿命が延びている現代において、高齢期の健康と移動性を維持する方法の重要性
プージャ(Puja)さんの個人的な学び
- 父親の経験から、自分自身の健康習慣を見直すきっかけとなった
- 「90代まで健康に生きるためには日常的な運動だけで十分か?」という問いを持つようになった
- 栄養、KAATSU®のような補助ツール、心構え、コミュニティなど、複数の要素を組み合わせることの重要性を実感
この事例は、医学的に末期と思われた状況からの劇的な回復を示しており、KAATSU®bandsが高齢者のリハビリテーションや健康維持において持つ可能性を強く示唆しています。
また、家族の支援と適切な健康ツールの組み合わせが、高齢者の生活の質を大幅に向上させる可能性を示しています。
以上
加圧トレーニング®とは
KAATSU®bands、KAATSUサイクル®は国際特許を取得しております。
KAATSUサイクル®を使用することにより、高齢者でも安全に血管や筋肉や神経の状態を改善する事が可能になりました。
現在は故障が無い、国産の「KAATSU M1®」を一般ユーザーへ販売しています。
加圧トレーニング®は、発明者、佐藤義昭医学博士の長年の経験から得たノウハウがあり、東京大学や獨協大学での研究を踏まえ、それを一般ユーザーに提供されています!
この記事を書いた人

村坂 克之
小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。