結果を出す手技療法のパイオニア

薪割りで肩を痛めた70代男性 施術で痛みのリバウンドが出て手が上げられるように

ストーブで使用する薪は2年乾燥させると言われています。乾燥していない薪を焚くと、臭いも煙も酷くご近所に迷惑がかかるとの事です。

患者さんが「今は薪は圧力機械で切るけど、薪を収納する棚に上げる作業が大変なんです。年々、薪ストーブから離脱する人が増えています」と言われます。

その作業を調子に乗ってやっていたら急に痛みが出できて手が上がらなくなったそうです。

拝見すると上腕二頭筋腱部の炎症です。腱板損傷はありません。

初回、持病で皮膚疾患があるので、副交感神経の興奮を抑えるため刺絡療法を行います。

10の痛みが8位になりましたが手が上げられません。

2回目、通常の鍼灸の刺絡を行います。当院独自の関節下刺針も合わせて行います。凄く効きます。

翌日の午前三時頃から、関節の中が疼いて疼いて寝られなくなったそうです。手持ちの痛み止めも飲まれました。

その後ウソのように痛みが引き、手が上げられるようになりました。

この疼き現象は、肩関節の炎症を引かせるための発現率が多い現象です。一気に腱や滑膜の炎症が改善します。

後は、滑膜の炎症を取る刺絡療法で改善するでしょう。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。