結果を出す手技療法のパイオニア

しびれ止めを数ヶ月服用され足が象のように腫れた70代女性

患者さんは、右坐骨神経痛、右変形性膝関節炎で整形外科へ通院中です。

痛み止めやしびれ止めの効果は、お薬と言う堤防で洪水の決壊を止めているだけです。

日本は国民皆保険ですから、保険で改善するならそれで良いですが、そうならない人が山ほど居るのが現実です。

今回の症例みたいなこともありますし、腎臓や肝臓への負担があるのは事実です。

経過がかんばしくないと来院されました。5回ほど独自の鍼灸を行い、しびれも痛みも半減しました。

初検時、足が凄く腫れていて指摘しましら、患者さんも気にされていました。

数日後に、内科で心臓の診察を受け異常なしと言われたそうです。

お薬を処方されている整形外科でも相談されたそうですが、処方自体に問題無いですよとご託宣を頂いたそうです。

しびれ止めの副作用で体重増加は多いのですが、足がこんなに腫れるのは初めて見ました。

患者さんは凄く悩まれ心配され、一旦、しびれ止めを止めてみると言われました。

当方でも調べました。

副作用の一覧では数パーセントの末端浮腫があるようなので、症状も改善していないので、一旦、止めて様子を見た方が良いのではと進言しました。

金曜日から休薬され、土日を挟んで月曜日に来院されたら見事に腫れが引いてました。

結局、事なきを得たのですが、処方する側はそこまで患者さんの事を心配しませんから、やはり、自分の体調は自分自身で感じ取るしか無いと思います。

お薬は必ず副作用がありますが、と言って全部ダメなことはありません。

昭和時代の高血圧のアダラートの発売に始まり、お薬のおかで日本は長寿命大国になったわけです。

ナトリックス錠などは高齢者の心不全を強力に予防しますし、オルメタルサン錠は腎臓を保護しますから、お薬の恩恵も十分にあります。

アポロ11号の月面着陸のように、私たちは、あの世にキレイに着陸できるか否かは誰も分かりません。

息ができてご飯が食べられるなら、生きる事にしがみつくことが大切です。

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。柔道整復師、鍼灸師の国家資格にて施術を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。