腰痛が変化しないと来院する患者さんです。高山時代から通院されています。
来院時の状態
なんとか仕事ができていますが、へっぴり腰で来院されました。
ベッドでの寝起きが辛いです。コルセットをガンガンに巻いて仕事をしています。
治療
この患者さんには、いつも解剖運動学に基づく矯正法マニュピュレーションを行います。
ロキソニンを飲んでも改善しないのは、関節の隙間の異常の他に患部の炎症が取れていない証拠なので、矯正法マニュピュレーションだけでは効きが甘いと判断し、鍼を行うことにしました。
仙腸関節、腰仙関節、椎間関節の炎症を鎮めるように行います。
この特殊鍼法も解剖学から推理すれば簡単な方法なのですが、経絡や東洋医学にこだわるとたどり着きません。
腰椎椎間板ヘルニアの徴候はありませんが、体は痛みのため硬くなっています。
鍼自体もこの治療に向いている向いていないがあります。
鍼+マイクロカレントを行います。ポイントの選定と刺入方法が特殊になります。
この私の手技が記載されている書籍はありません。
結果
治療直後に痛みは殆ど消失し、次回は痛みがあるようなら来院と言いましたが、その後来院されませんから調子良いと思います。
仕事をされている患者さんへは、治療でいかに早く治すかを日々考えています。