村上宥快和尚さん【1918年(大正7年)10月8日〜1991年(平成3年)3月12日・享年72歳】のお話をまとめました。
魂の循環
皆さんがあの世に還って、この世に次の魂が出てくるまでには、中には、十五年くらいで帰ってきた人もいるのですが、あの世へ還って、この世で体験したものを熟慮をして、自分たちの六親眷属の人々に体験を伝えないうちは、再び出てくるようなことはないのです。
未熟といいます。未熟とは、あの世で熟しきらないのです。
熟しきらないで再び出てくるから、現代の色々な罪を犯すのは、あの世の未熟児が多いのです。
悪いことをする人たちは、未熟児なのです。あの世だけで、スペア(予備)がないものですから、この世に出てくるのです。
地上界で魂の修行をすることは、熟した意識により可能なのです。私は、私の分身があの世へ還ってから、五十四年ぶりに出てきました。
私は大正七年に出てくるまでに、私の前世である分身がこの世から還って、五十四年ぶりに出てきているのです。
だから皆さんだって、そういう体験は人間である以上同じなのです。
それは、イエスや釈迦やモーゼという、上上段階の大指導霊は、二千年に一度とか、千五百年に一度とか、あるいは、千年に一度とかです。千年に一度なら普通です。
大指導霊は、人間の目覚めに対して心を説かなければならないのです。
それが、釈迦やイエスやモーゼという人々の役柄なのです。