いくら血流の良くなるお薬を飲んでいても、喫煙をしていては改善しません。
腰部脊柱管狭窄症に処方されるリマプロストアルファデクス錠5μg(経口プロスタグランジンE1誘導体製剤)とか処方されても焼け石に水だと思いますので、薬より先ず禁煙です。
経口プロスタグランジンE1誘導体製剤 解説 – Google 検索
心筋梗塞になっても喫煙している人がいますが、命知らの行為で折角の治療も効果が減ってしまいます。
太らないために喫煙する人がいます。実際痩せますが、肌は荒れて老けて見えるようになります。
ぜひ、禁煙にチャレンジして下さい。どのようなお薬より禁煙が効きます。
禁煙を成功させるには
解説
血管が収縮するのは、タバコに含まれるニコチンの作用によるものです。
血管が収縮すると血流のスピードが遅くなるために、末梢細胞近辺の微小血管で行われる中性脂肪の分解が遅延し、善玉のHDLコレステロールの合成成熟ができにくくなり、動脈硬化部分にたまったコレステロールの抜き取りが悪くなって動脈硬化が進みやすくなります。
喫煙によって血管が収縮すると血圧が上昇するため、弱くなった血管に強い圧力がかかり、ますます動脈硬化が促進されるようにもなります。
さらに、喫煙すると、血液の粘度が高まりドロドロになります。
喫煙によって肺に多く吸い込まれた一酸化炭素は血液中に入り、酸素を運ぶヘモグロビンに一酸化酸素が優先的につくため、酸素が充分に運べなくなります。
すると酸素不足を解消するために脈拍が高まります。その回数の増加は、タバコ2本につき脈拍は10拍増加するといいます。
タバコをいつも吸っていると、酸素を多く運ぼうとして、骨髄では酸素のバスである赤血球をつくります。
これが増えると多血症になります。さらに血流の低下から白血球も増え、増えた赤血球と白血球によって血液粘度が増して、赤血球の大きさより細い毛細血管を含む末梢血管への循環障害がさらに強くなります。