お薬を使わない手技治療のパイオニア|最良の治療を常に研究しています|小又「こまた」と読みます

母指CM関節症・ベーカー嚢胞の60歳代男性ギタリスト、職業柄仕方ないと諦めずに来院され治療で痛みが減りました

遠方からの来院ありがとうございます。神奈川県から来院され、2回治療を行いました。

母指CM関節症の治療

関節が亜脱臼状態と診断される

痛くなってから1年くらいです。

近所の整形外科、有名な整体、手の外科の専門医と受診されています。手の外科ではステロイドの注射を2回行いました。当然、装具も着けています。

痛みは変わらないそうです。

良い装具を着けておられましたが、正しく母指CM関節の固定ができていません。

「亜脱臼」と言われてビックリしたそうです。母指CM関節が亜脱臼状態の診断は、レントゲン上なので心配しなくても良いと考えます。

亜脱臼状態について私見

母指CM関節症の場合、元々関節が亜脱臼状態になりやすい手の構造をお持ちの人が多い印象です。

手を酷使するだけでは発病しなくて、そのような素因があると考えます。

この辺りの解明は、手の専門学者先生の研究を待つ必要があります。

期間が数十年必要な大規模調査で、幼児からの手の状態のレントゲンなどの蓄積が必要です。ここではAI人工知能システムが活躍することでしょう。

関節面を正常に戻すと、痛みが減り亜脱臼状態も改善

今回の患者さんも、初診の時に関節面の矯正をしたら痛みが激減して驚かれました。

翌日の2回目の時に、母指の亜脱臼状態部分の皮膚にシワができて、あきらかに腫れが引いています。

提供する特製サポーターを日常から使用することにより、関節面を正常に戻す作用が増強されます。

全身の筋肉が固い

男性に多い傾向ですが、前前腕筋の固さが驚くほどカチカチ状態です。

これじゃ、手の指を壊します。

既に、反対側の中指に痛みが出て来ていたそうです。

しっかり、村坂ストレッチ法を勉強していただきます。ベッドでの標準方法ができなかったので代替法に変更しました。

この前前腕筋の固さが取れると、2-4指が動いて母指CM関節の負荷が劇的に軽減されます。

治療で痛みは減ったのか

初回の治療直後は、痛みが10から5に、翌日には9に戻りました。

これは、今までステロイドの湿布を続けていたので血行状態が悪くなっていると考えます。

私はステロイド賛成派ですが、漫然と使用すると治る力を削ぐ事があります。この匙加減が医者の上手い下手の境目と考えています。

自己リハビリを行って本来の血行状態に改善されるときに、痛みのリバウンド(うずくような痛み)が起きる可能性が高いですが心配は不要です。

炎症状態を無理に抑えていたので、経過で痛みの増減があると思います。

ベーカー嚢胞の治療

治療中、ベーカー嚢胞を指摘

治療の途中で、ベーカー嚢胞がありましたので指摘しましたら、整形で何ともないと言われたと。

ベーカー嚢胞の有る股関節の動きが正常ではありません。関節運動学矯正法と腸腰筋治療で股関節の動きを正常にします。

発病した心当たりは、散歩を一生懸命行っていた時期と一致するそうです。

5センチ前後の嚢胞ですが、当院独自の治療で、その場で若干腫れが引きました。

ベーカー嚢胞は治療で症状が10から9になりました。

足指の力が強い

珍しく、通常男性より足指の力があります。

伺いましたら、サーフィンをやっているそうです。なるほどです。

相対的に4.5足指の力が弱かったので村坂ゴムバンド強化法を練習して貰いました。

後は、改善の肝である膝関節の関節液を促通する方法を学んでいただきました。

経過

今回の患者さんは、芸術家なので感性が鋭く、何事も飲み込みが早くて驚きました。

症状は、自己チクチク法、特製サポーター、ストレッチ法、ゼラチンを行えば、満足いく結果が出ると思われます。

但し、前前腕筋の強い固さがあるので、最初は必死にやる必要がありますが、1-3ヶ月くらいで改善されるでしょう。

母指CM関節症もCM関節が正しい位置に戻れば、痛みも炎症も日常生活には支障の無い程度になります。

全く痛みか無くなるかは、経過を見なければ分かりません。

ゼラチンやコラーゲンペプチドは抗炎症作用もありますので、改善を望む場合は必須です。

自己チクチク法は、痛み止めを使用すること無く、CM関節の炎症を改善します。

症状が一旦良くなっても、体質と思っていただきまして、母指CM関節症が悪くならないように自己を行う必要はあります。

今の痛みを治して、より素晴らしい演奏を聞かせてくれるのが楽しみです。

広告

この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
手技治療においては臨床経験の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。