こんにちは。今回は、私自身が体験した「イオンパンピングコード(IPC)」による捻挫治療の効果についてご紹介します。
現在、イオンパンピングコード(IPC)は日本より海外で盛んに行われています。
きっかけは新しいトレーニング
最近、下腿外旋を改善し、距骨の位置を整えるという新しいトレーニングに取り組みました。理論的には非常に理にかなっていたのですが、残念ながら私には合わなかったようです。2回続けて足首を捻挫してしまいました。
若くて関節が柔らかければ、良い結果が出たのかもしれません。しかし私の場合は、関節が硬くなっており、逆効果となってしまいました。
1回目の捻挫:ロキソプロフェンで回復
1回目の捻挫はかなり重症で、足をつくのも困難なほどの痛みと腫れがありました。一般的な治療を一通り行いましたが、痛みが強く、やむなくロキソプロフェンの内服と湿布を併用。松葉杖も使いながら、約10日かけてようやく回復しました。
痛み止めの服用と痛み止めの湿布、これは整形外科で行われる治療と同じです。
2回目の捻挫:ロキソプロフェンが効かない…
2回目の捻挫は、再びトレーニング中に起こりました。トレーニング中は「いい感じだ」と思った矢先、距骨の位置がズレたのか、突然の激痛とともに再び足首が腫れてしまいました。
前回と同じくロキソプロフェンを使用しましたが、今回はほとんど効果を感じません。さすがに「これはまずい」と思いました。
本業に立ち返る:イオンパンピングコードの登場
ここで、私は自分の本業である治療に立ち返ることにしました。
- まず患部をアルミホイルで覆い、
- ひびき7号(直流通電器)で通電を実施。
※ひびき7号がない場合は、ノイロメーターなどの直流通電器でも代用可能です。 - 続いて、イオンパンピングコードを装着し、15分間そのまま放置しました。
- コードの極性(赤・黒)は、入江FT変法(または井上WT、有川LF)を使って判定しました。
結果に驚愕
治療後すぐに痛みと腫れが軽減し、なんと翌日にはほぼ完治してしまったのです。正直、自分でも驚きました。
「もうこれは効かないかもしれない」と思っていたのに、イオンパンピングコードの効果は想像以上でした。
テストでコードの極性が炎症期と反対だったので驚きました。この判断が好結果を出したようです。
考察:やはり人体にはイオン差がある
この体験を通じてあらためて実感したのは、人体にはやはり微妙な「電位差=イオン差」が存在するということです。全体が単にプラスやマイナスではなく、関節や損傷部位に局所的な電位の違いがあるため、正確な診断が重要になります。
まとめ
痛みが長引く捻挫や、通常の治療で効果が出ない場合には、イオンパンピングコードが一つの大きな選択肢になり得るかもしれません。
同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。