極厚の書籍、各地で編纂された史料です。
平成の大合併がありましたから、世代を重ねると、段々分からなくなると思います。
今回、旧吉城郡宮川村の事を調べるために、村誌を購入しスキャンすることにしました。
色々なコツがあったので、同様な作業をされる場合の参考にして下さい。
これで調べたいときにサクッと作業ができます。
リコー ScanSnap SV600
非破壊スキャナーで1番性能が良く使いやすいと思います。
スキャナー ScanSnap: SV600 特長 : RICOH
イメージスキャナー | 世界シェアNo.1のPFUスキャナー商品を2023年4月にリコーブランドへ変更 | PFU
スキャンする面を揃える
ScanSnap本体
ScanSnap標準では厚み3センチまで対応しています。
ゲタを履かせなくても読み込むことは可能ですが、歪みが出やすくなります。
今回の書籍は見開きA4サイズです。厚みは6センチあります。
実際、スキャンすると書籍の厚みがあり、A4サイズでは下端が見切れます。
標準のフルサイズ(A3ノビ)より、A4読み込みの方が一面の読み込み時間が少なくなり作業が捗ることになります。一冊1,000ページ以上有りますから、この辺りの計算は凄く大事になります。(設定で最大とA4サイズを選べます)
それを実現するには、読み込み面をスキャンの高さと揃えることになり、結果、A4サイズで読み込みが可能になりました。
書籍の傾き
ScanSnap自体に歪み補正がありますが、原稿が歪んでいない方が良いに決まっています。
ページ数に応じて、バランスと取るように、他の本を挟みます。
正確なスキャンをさせる
ScanSnapは優秀な装置なのですが、スキャンの認識をしやすくするようなコツがあります。
スキャン後の編集画面
書籍の横の広がりがエラーに
分厚い書籍は、広げると他のページの縁も出て広がり、スキャンするとエラーになる場合がたまにあります。
後で修正画面で、一面づづ修正しても良いですが、1,000ページを広げて読みますから、一冊500ページを三冊となると、エラーは少ない方が良いです。その作業でヘトヘトになります。
ページの縁を黒いシートでカバーするとエラーが殆ど無くなります。
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何十ページごとにカバーを繰り返します。
スキャンでは
ページめくりの指には指サックは必須です。私は、親指と中指に指サックをはめます。
この書籍は右始まりなので、ブックプレッサーは右手に持ち、左手でページめくりを行います。
ブックプレッサーの手入れ
ブックプレッサーはアクリル素材なのでキズがつきます。
時々、シリコンスプレーで手入れすると、キズが目立たなくなります。
ブックプレッサーにたくさんのキズが付いたら研磨剤で磨きます。そうするとキレイになります。
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非破壊スキャナーは凄い
今まで、必要な書籍を購入し裁断してスキャンしていました。
ScanSnap SV600 のような非破壊スキャナーですと、裁断しなくてもスキャンが可能になったので、裁断用と保存用の書籍の購入費用が節約できて助かります。
また、高額な書籍も問題無くスキャンできますから、本棚に鎮座していた古書も有効に活用できます。