「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた」と前評判のある舞台を観てきました。
一瞬にしてその役になりきると言われる大竹しのぶさんです。
エディット・ピアフ(Edith Piaf)
日本では越路吹雪さんが歌われて有名ですが、生涯は全然知りませんでした。
大竹しのぶさん
素晴らしい役者さんです。
ピアフの10代の頃から晩年の無くなるまで見事に演じられています。
歌もミュージカル歌手のように上手ではありませんが、情感は素晴らしく聞き惚れます。
晩年の頃の歌になると、目頭を押さえる女性の多く居られました。
梅沢昌代さん
SIS company / management /梅沢昌代
ピアフの友人としての役柄でした。
第41回菊田一夫演劇賞、大賞は花總まり!演劇賞に梅沢昌代、駒田一ら – ステージナタリー
http://natalie.mu/stage/news/182021
この舞台を「まるで走馬灯のようにピアフの人生が浮かびあがるような作品」と言われています。
彩輝なおさん
マレーネディートリッヒ役で出ていました。
伊礼彼方さん
伊礼彼方 Official Site
男前の良い役者さんです。
横田栄司さん
ピアフの彼のボクサー役で出ていましたが、最後のカーテンコールで感極まっておられました。
場違いな子供が居ても動じずに演じるのが凄い!
観客はいつもより年齢層が高く、大竹さんのファンやピアフのファンだと思いますが、小学生のお子さんが一人座っておられました。
熱心な観劇ファンかと思いきや、劇が始まるとじっとしてられなくて、足をばたばた体をくねくねされています。
舞台の演者さんもチラチラ見られていました。大千穐楽なのに。
付き添いのご家族は劇に熱中されているのか全く注意もされず、だんだん周りは不穏な雰囲気になりました。
前方にいた観客がお子さんの方へ注目したので、多少おとなしくなりましたが、そのまま劇は進行し終わりました。
そんな状況でも、普通に演じられた大竹しのぶさんや他の役者さんは、さすがはプロだと感心しました。
子供には見せられないシーンや会話があるのに、なぜ連れてこられたのか未だに謎です。
【公演情報】
エディット・ピアフ 生誕100周年 『ピアフ』
2016年2月7日(日)~3月13日(日)@東京・シアタークリエ
2016年3月19日(土)~21日(月)@大阪・森ノ宮ピロティホール
2016年3月23日(水)@広島・JMSアステールプラザ 大ホール
2016年3月26日(土)~27日(日)@名古屋・中日劇場<スタッフ>
作: パム・ジェムス
翻訳:常田景子
演出:栗山民也
音楽監督:甲斐正人<キャスト>
大竹しのぶ
梅沢昌代/彩輝なお
伊礼彼方/碓井将大/川久保拓司/大田翔
津田英佑/横田栄司/辻萬長
池谷祐子<ストーリー>
エディット・ピアフ──本名エディット・ガシオンは、パリの貧民街で生まれ、路上で歌って生を繋いでいた。
ある日、ナイトクラブのオーナーがエディットに声をかける。
「そのでかい声、どこで手に入れた」
「騒がしい通りで歌っても、歌をきいてもらうためよ!」
“ピアフ”──“小すずめ”の愛称がついたエディットはナイトクラブで歌い、店に集うセレブリティをたちまち虜にする。
華やかで順風満帆な人生にも見えたが、私生活では切実に愛を求めていた。
そして、男を愛する度に「バラ色の人生」や「愛の讃歌」などの名曲を生んだ。
最愛の恋人を失った時も──
仲間が去った時も──
病が身体と心を蝕んだ時も──
エディット・ピアフは、愛した。生きた。歌った。