母指CM関節症の54歳女性、治療初日に親指が開くようになり翌日痛みも50%以下に、正しい自己リハビリを継続して完治を目指せます

遠方からの来院ありがとうございます。兵庫県からお越し下さいました。

ご主人とご一緒でJRのご利用で来院です。

当初はお車の利用を考えられていましたが、3月早春は降雪の危険もあり、大事を取りJRにされました。

来院までの状態

症状は1年ぐらい前からありました。

整形外科を受診し、注射をしていただき、一か月ぐらいは調子が良かったんですがまた元に戻りました。

注射を続けることに不安を感じ、他の整形外科を受診されました。

2軒目の整形外科では注射はされずに、痛み止めのお薬と湿布の処方でした。痛み止めのお薬も通常は腎臓代謝の商品が多い中、肝臓代謝の商品なので、見識の高い先生だった思います。

しかし残念ながら、あまり効果を感じられなく、インターネットで当院のブログ記事を読まれ、来院を検討されました。

初検の状態

母指 CM 関節症のグレードに相当です。痛みや動きの制限は、左>右です。

関連痛の検査は、股関節は右>左が悪いです。開排運動も右に強い引っかかりが存在します。

この状態より推測するには、本来母指 CM 関節症は右側が悪かったのですが、それをかばうために左を酷使し現在左が痛い状態になっています。

左の親指が開かない状態

これは母指 CM 関節の負担を減らすための忌避動作で、ほとんどの女性の方に見られます。

これを放置しておきますと、中手指節関節(MP)関節の負担が増え、やがてはヘバーデン結節を引き落とすことにもなりかねません。

まだ初期段階だったのが幸いでした。

治療

2日間の治療です。

治療内容

1回で最大限の治療効果を出すために、これだけの治療が必要になります。

  • 母指CM関節自体の抗炎症
  • 外側脊髄視床路への神経促通
  • 関連する脊椎椎間関節や仙腸関節の可動性回復
  • 新しく開発した腸腰筋治療
  • 骨盤と肋骨の動的可動性の回復と立位体幹軸の修正
  • 患部の悪玉活性酸素除去
  • 患部の血流改善と上肢筋群の筋力向上
  • 独自サポーターの巻き方の習得
  • 自己チクチク法の習得
  • 正しいストレッチの習得

使用する治療法

  • 低周波通電/微弱電気通電
  • チクチク療法(長田式無血刺絡療法)
  • 解剖運動学矯正法
  • 村坂腸腰筋療法(仮)
  • パーマー式カイロプラクティック
  • アクティベーター療法
  • リアライン療法
  • 高濃度人工水素水浴
  • 加圧リハビリ(医療目的加圧トレーニング)

チクチク療法だけ痛みを伴います。

1日目

当院規定の母指CM関節症の治療を行います。

治療途中で親指が90%開くようになりました。(母指:橈側外転、掌側外転、伸展が改善)

特に対立からの外転が著明に改善しました。

頚椎2番の可動性が悪く、首コリを訴えられます。

股関節の開排運動と共に、解剖運動学矯正法にて可動性を確保します。

2日目

再検です。患部の親指の痛みは50%以下に、動きはほぼ完全に回復しています。

大変、喜ばれました。

治療は前日と同じです。

前日で取れきれなかった、股関節の開排運動と頚椎の可動性を回復させます。

頚椎2番(C2 motion)

治療終了後の解説で、若い頃に右肩関節の靱帯損傷があり、肩の動きが元々悪かったそうです。

僧帽筋や頸部板状筋が頚椎2番に付着しますので、判断ポイント共に治療ポイントです。

腰椎との関連が分かり(村坂仮説)、両方を治すと多彩な症状が劇的に症状が改善します。

但し、公表されている通常テクニックでは不可能です。

中手基節関節の痛みは

これは母指CM関節症の代償の痛みなので、自己リハビリと専用サポーターで順次治ってきます。

ソマニクス療法

遠方からの来院なので、より効果を出すためにソマニクス療法も行います。

ゴルフも可能に

今回の治療と今後継続して行って頂く自己リハビリで、ゴルフも再開出来ます。

今回の患者さんは手指に異常緊張(全く反れない)が強くありましたので、改善すれば自然にゴルフスコアも良くなります。本当です。

球技で成績が振るわない場合は、前前腕筋の異常緊張、手指の異常緊張が存在します。

道具を介在しようが直接でもタッチフィールが関連するスポーツに全て当てはまります。

今後が楽しみです。

引用:図説筋の機能解剖4版

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この記事を書いた人

村坂 克之

村坂 克之

村坂療法の創始者、小又(こまた)接骨院院長です。
国家資格である柔道整復師、鍼灸師にて、科学的根拠(evidence)の西洋医学と実証経験の東洋医学の調和を図り治療に当たっています。
実証経験とは症例(n=1)の積み重ねのことです。
特に手技治療においては臨床の蓄積が治療成績につながります。
通常の治療で改善しない人、検査が異常無しでも症状がある人、手術を検討されている人、手術後の後遺症でお悩みの人は、どうぞご相談下さい。
手術の選択する場合でも、事前に治療や独自リハビリなど行うことにより術後の結果が良くなっている症例も多いです。
施す治療に100%の正解はありませんが、お力になれば幸いです。