皮膚は第六の臓器と呼ばれています。
首に巻く肩こり予防のネックレスを付けている患者さんがいます。
私は効果には凄く懐疑的ですが、効かないより効いた方が良いので、付け方についてのアドバイスです。
常用されている人を見ると、凄い人は2つ3つ付けておられ、重量がかさばり余計にこるのではと思いますが、聞くと外すのが怖いと言われます。
ちゃんとした治療法で施術をすれば、相当軽くなり悪化しない体になるのにと思います。
頭痛も同じですが、こりがひどいと最悪、ロキソニンなど痛み止めで紛らわす人が殆どです。
プロ選手の話
プロスポーツのトレーナーから聞いた話では、プロ選手は契約金が稼ぎの柱です。
体に付けて問題が無いとか、体調が悪くならなければ、体に付ける商品を宣伝目的で使用することがあるそうです。
プロは短命ですから、いかに現役時代に稼ぐ事が大切だと言われました。
巷のプロ選手も使っている商品は本当もあるし、たいした効果が無いのもあるのです。
商品のメーカーさんがスポンサーになっている場合が殆どですが、判断はご自身でお願いします。
皮膚は慣れるから生活ができる
入れ歯でも慣れの現象がないと、いつまで経っても違和感でつらくなります。慣れは生きていく上で必要です。
私たちが施術で使用する、皮内針、円皮針、ソマニクス®などは、皮膚に対する刺激で症状を和らげる療法です。
ずっと貼り続けると、皮膚の慣れという現象が起きます。
それを避けるために、時々、半日や終日、皮膚を休ませるわけですが、使用するポイントも変えたりもします。
ポイントも、肩でも手足のポイントで代用したりもします。遠絡統合療法の考えも使用します。
刺激をフレッシュにする
それと同じように、首に巻く肩こり予防ネックレスも、ずっと付けるのではなく、週に何回か外すと、刺激がフレッシュになり効果も出ます。
例えば、休肝日のように、週に1.2回は外すとか工夫をされると、もっと効果が出るんじゃないかと思います。
やり過ぎは余計に悪くする
マッサージや筋膜リリースを安易にやると、慣れの現象が起きて強い刺激を求めるようになってしまうのは、この現象のせいです。
但し、皮膚への刺激は精神には良い影響を出すので、精神的要素が強い症状なら効果的だと思います。
何事も、やり過ぎより足らないくらいが丁度良いです。
80代男性でも、付け方のアドバイス通りにしたら、良く効くようになったと喜ばれました。