結果を出す手技療法のパイオニア

本当に悲しい事件(無資格者により乳児死亡)

国家資格を持たない施術者による独自マッサージにより乳児が2人死亡

本当に悲しい事件です。

医療にたずさわる人間として、ナゼ、と率直に思います。
NPO法人とあるので、たいがい、良い法人でないかと勝手に想像します。「ずんずん運動」だそうです。6000人行ったそうです。
免疫力が上がるとか、アトピー性皮膚炎が治るとか、ダウン症が治るとか、だそうです。
免疫力は、現在でもよく分かっていませんし、アトピーは生後四ヶ月前後から低学年までだったら、皮膚炎の様な状態はいくらでもあります。これは皮膚炎でも何でも無く、乾燥肌傾向の乳児や児童なら当たり前です。ダウン症が治るとは、遺伝子が修復でもされるのでしょうか。

治療する方が責任を持つのが当たり前ですが、残念ながら、日本では無資格者を取り締まる法律がありません。何を言っても書いても行っても、取り締まることができません。

合法的に人の疾病の回復のために独自判断で施術できるのは

  • 医師
  • 歯科医師
  • 柔道整復師
  • はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師、鍼灸マッサージ師とも言う)

と言った国家資格になります。

看護師・理学療法士・作業療法士などもありますが、あくまでも「医師の指示の下」となります。助産師も独自判断でいろいろできますが、対象者が限られるため、これらの資格については今回言及しません。

巷にあふれる、無資格者のむちゃな行為から自分を守るにはどうすればよいでしょうか。看板やホームページには立派な事が書き連ねてあります。

一言聞いて下さい。 『先生、国家資格はお持ちですか?』 と。

それで、あなたも家族も守れます。

昨今、色々な治療やリラクゼーションから、訳の分からないものまでたくさんあります。

守れるのは自分の判断です。

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この記事を書いた人

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村坂 克之

小又接骨院・鍼灸院の院長です。鍼師、灸師、柔道整復師の国家資格にて治療を行っています。屋号の小又(こまた)は、先祖の小谷屋亦治郎(亦=又)に由来します。親指シフトユーザー。
詳しくは院長略歴をご覧下さい。