今日は混雑した一日でした。
施術内容を振り返ってみると、てい鍼、耳鍼、脊椎・骨盤矯正、全身への鍼灸施術など、患者さんによって行った施術は実に様々でした。
同じような症状を訴えていても、年齢や体質、症状が続いている期間、身体の状態は一人ひとり違います。そのため、「この症状にはこの治療」と最初から決めてしまうのではなく、実際に患者さんと対峙し、身体を診ながら、その時に何が必要なのかを考えることが大切だと思っています。
脈や舌、腹部の状態、関節の動き、脊椎や骨盤の状態、圧痛、皮膚の変化などを確認していると、「今日はこの治療がよいのではないか」と閃くことがあります。
この「閃き」は、単なる勘ではありません。
長年の臨床経験の中で積み重ねてきた知識や技術、過去の症例、そして目の前の患者さんから得られる情報が瞬間的につながり、一つの治療方針として浮かんでくるものだと考えています。
そして施術を行った後は、もう一度身体を確認します。反応が良ければその方向を続け、思ったほど変化がなければ別の方法を考えます。
多くの治療法を知っていること以上に、その患者さんに「今、何が必要なのか」を選択できること。
それも施術者に求められる大切な能力の一つではないかと思います。
