当院で使用する器械です。症状に合わせて使用します。器械と言えども治療に対する当院のノウハウがありメーカーや型番は非公開です。
私が体験して効果を実感した機器のみ設置しています。
治療の軸は手技ですが、効果を一定に出すために物理療法が必要となります。マイクロカレント微弱通電のように特定の周波数電流でしか成し得ない効果もあります。
高周波の通電は、マッサージを受けられるより筋肉が緩み効果が出ます。
使用する器械
- 低周波
- 高周波
- 痛み止めと同等の効果が出る独自の周波数。1人最大12ヶ所の通電を行います。
- 干渉波
- 的確に干渉させるテクニックが必要になります。
- マイクロカレント(微弱電流通電)
- 11台の専用装置を症状に合わせて使い分けます。通電感覚がありませんが効果は抜群です。強い刺激が好みだと良さが分かりません。
- 【解説】生命を維持するのに必要な最小のエネルギー代謝であるATP(アデノシン三リン酸)=クエン酸サイクルを正常にすることが通電の最大の目的です。疲労、こり、痛み、痺れなどは、生命エネルギーであるATPが産生(ミトコンドリアの電子伝達の正常化)されないと症状の改善はありません。
- 超音波
- 1.2.3MHz照射、コンビネーション治療も可能、当院の超音波照射装置は骨折へは非対応です。
- 赤色LED光線
- 皮下20㎜まで照射、赤色LEDは人体への親和性が高いです。
- ハイボルト(ハイボルテージ)
- 電気刺激に強い患者さんには効果的です。厚い筋層では乱反射するので効果が出にくいことがあります。
- 高周波(ラジオ波)温熱
- 皮下70㎜まで加温します。人体は熱に対する防御機能が優れており、熱い風呂でも長時間入浴しても深部体温はなかなか上がりません。
- ホットパック
- 遠赤外線
- ロシアン電流(ロシアンカレント電流治療)
- バイフェイジック電流
- 高電位治療器9000V
- 波高値(ピーク値)や最大値を13000とか14000Vpとうたい性能が上だと言う製品がありますが、一般では実効出力9000V以下しか販売できません。それ以上のボルトの製品は医師の施設のみに許可されています。営業の言葉のアヤに騙されないようにして下さい。
使用しない器械
- マイクロ波照射
- 体内金属へは禁忌(禁止)、骨への影響があるので成長期には禁止です。
- 頸椎や腰椎の牽引装置(介達牽引)
- 骨そしょう症へは禁忌(禁止)、広げたい悪い関節には効かず正常な椎間関節が広がるだけです。自重牽引は有効です。
- ローラーベッド、ウォーターベッド
- 骨そしょう症や脊椎疾患へは禁忌(禁止)、リラクゼーション目的では気持ち良いですが脊椎関節を壊します。それで背骨を痛めた人が当院へたびたび来院されています。
以上の理由にて当院で採用しておりません。
過去に使った器械
- 超音波エコー診断装置
- メーカーによると中部地区(愛知岐阜三重)の接骨院で2番目に導入(当時はアナログ)し活用しました。当初、患者さんも凄く感動されましたが、結局診断しても治してくれるの?となりました。患者さんはレントゲンやMRIで診断を受けます。画像を見てウンチクを垂れるのは医師の仕事です。
- 私たちは診断より治療して治す事が仕事です。経過観察にはエコーは有用ですが、医師に限らずエコーを操れる技術者は大変少ないのが現状です。特に肩関節のエコーは難しく診断が間違っていることが多く肩専門医の診察を受けて下さい。患者さんの言葉「レントゲン撮ってもらっても治らない」が本音です。
- 体組成計
- 国産の体組成計が発売され直ぐに導入しましたが、患者さんは体重ばかり気にされ、筋肉量や脂肪量が大切なのを理解されませんでした。現在なら健康と筋肉量は中高年でも理解されるので必要かもしれません。
- 筋トレマシン
- 治療室の一室にマシン4台・トレッドミル・バイクも完備し行っていました。実は筋トレもコツがあり習わないと筋肉は付きません。老若男女の患者さんへ指導して2.3ヵ月は調子良く筋肉が付いても、その後に関節を壊す人が続出して終了としました。この経験で得たことは腰や関節を痛める人は痛めるような使い方(力の入れ方)をしている証明になりました。加圧トレーニング®を利用すると関節の負担が激減するので、リハビリやトレーニーの筋力アップや神経促通に最適だと分かり現在も指導しています。